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Q & A
お問い合わせの前にご一読くださいませ。
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サステナブル・オリジンの目的やゴールは何ですか?Answer
カカオ原料の生産を持続可能な形にすること。言い換えると生産者の生活向上、児童労働の撤廃、森林破壊をなくすことです。
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サステナブル・オリジンのマークがついた商品を購入することで農園や地球環境にどのような良い影響を与えられるのですか?Answer
サステナブル・オリジン製品のマークがついた商品を買っていただくことにより、そのプレミアム(支援金)がカカオ生産者がサステナブル活動を行う為の財政的支援になります。サステナブル活動により生産活動を改善し、より環境・人権に配慮した生産を行うことができるようになります。
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ガーナ産以外のカカオ豆はこのプログラムの対象外なのですか?Answer
現時点では生産地での活動はガーナのみですが、今後、他の産地での活動も拡げて行きたいと考えています。
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サステナブル基準とは何ですか?Answer
サステナブル・オリジンは「認証」ではなく「基準」です。「サステナブル・オリジン」については、外部監査を受け、年次報告も適切に行っており、質的にも公的な認証と同等のサステナブルな取り組みに裏打ちされていますが、プライベートな(当社独自の)システムです。公的機関、あるいは業界団体による認証ではありません。「認証」の持つ公的なイメージは誤解を生む恐れがあるため、不二製油では「サステナブル基準」という表現を使用します。
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独自のプログラムとありますが、それが適切に管理されていることはどのように証明されるのですか?Answer
プログラムの文書化、マニュアル化を行い、実施状況も記録し保管します。最終的には定期的な第三者機関の監査を受け、その結果を公表できる形で残します。それにより適切な管理が担保されると考えています。
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他社のサステナブルプログラムとの違いは何ですか?Answer
他社のサステナブルプログラムとの比較では、調達原料のサステナブル基準の内容や項目に違いがありますが、生産者の生活改善(貧困の撲滅)、人権問題の解決、環境破壊の撲滅のいずれか、あるいはすべてを目標とする点では当社のプログラムとの類似点があります。
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サステナブル・オリジンのカカオ豆は児童労働や環境破壊をしていない農園から来ているのですか?Answer
サステナブル・オリジンのカカオ豆は、児童労働の撤廃と森林・環境破壊をなくすための改善活動を行っている農園や生産者から購入しています。ただし、現時点で児童労働や環境破壊が全くないとは言えません。児童労働と環境破壊を100%なくすのは最終目標ですが、達成にはまだ時間を要します。
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サステナブルカカオ原料の流通管理方法について教えて下さい。Answer
「サステナブル・オリジン」プログラムにおける原料・製品の流通は、「マスバランス(MB)」という管理方法で行います。MBは原料から輸送・加工を経た製品までの流れ(サプライ・チェーン)において、サステナブル基準品と非基準品が混在します。
MB(マスバランス):サステナブル・オリジンプログラムの場合
産地からの輸送/製造工程において、基準品は非基準品と混ざっても良い。
混合される前の基準品の数量分の基準製品が出来上がると考える。
IP/SG(分別管理)
産地からの輸送/製造工程において、基準品は非基準品と混ざらないように分別管理する。
IPは単一農場品。SGは基準農場であれば複数の農場からのものが混ざっても構わない。当社のプログラムではマスバランス管理により、サステナブル原料の採用が広がり世間に広く認識されることを目指しております。
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マスバランスという管理方法の場合、直接チョコレート製品にプログラムが実施されている農園のカカオ豆が使われるとも限らない、とありました。本当に農家を支援していることになるのですか?Answer
サステナブル活動を行っている生産者からの原料調達から最終製品までの流通過程では、物の繋がりが途絶えますが、プレミアム分は確実に農家に還元されます。
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プレミアムはどのように使われるのか、使用用途を教えてください。Answer
プレミアム(支援金)の使用用途は、生産者への直接還元、産地でのサステナブル活動に要する費用、生産者にサステナブル活動を指導する団体の経費・人件費になります。